紫外線のお話♪ その3
2024/06/27
こんにちは。美肌、美髪にとって怖~い紫外線の特集3回目です。今回は紫外線が私たちにどんな影響を与えるのかをお話します♪ 紫外線のお話♪ その3
紫外線が与える影響は…◆毛髪に与える影響退色…
紫外線は毛髪内部にあるメラニン(毛髪を黒くしている色素)までも 分解してしまいます。これが退色といわれ赤茶っぽく、まさに焼けた ような色になってしまい、せっかくのカラーも長持ちしません。枝毛・切れ毛…
毛髪は主にタンパク質でできています。 タンパク質というのは、アミノ酸のシスティン結合により構成されていますが、紫外線を受けることにより結合が分解されてしまいます。 その結果、毛髪のキューティクルがはがれて内部が乾燥しダメージの大きな原因となります。◆頭皮に与える影響頭皮に関しても肌と同じように紫外線を浴びることで日焼けをします。 頭皮は毛髪である程度保護されているため、顔や腕よりは紫外線の 影響は少ないものの、そのダメージは蓄積されています。 そのため毛母細胞の機能が低下し細くて産毛のようになるなど新たに 生まれてくる毛髪にも影響を与えます。 また、頭皮の乾燥や炎症を起こし、抜け毛や薄毛の原因にもなります。◆健康への影響人間が、太陽の紫外線に長時間さらされると、皮膚、目、免疫系へ 急性もしくは慢性の疾患を引き起こす可能性があります。 大気で除去されるUVCは、過去ほとんど注意が払われていなかったが、 高エネルギーであるため、UVAやUVBよりはるかに危険であります。◆皮膚への影響UVA,UVB,UVCは皮膚を形成するコラーゲンの繊維にダメージを与え、 皮膚の加齢を加速します。 一般に、UVAは危険性が一番小さいが、皮膚の加齢、DNAへのダメージ、 皮膚がんの可能性等に影響を及ぼします。 UVAは、日焼けを引き起こすことはないが、UVBより深く皮膚の中に浸透し、 SPFテストで測定することができません。UVBは、皮膚がんを引き起こします。生物のDNAは吸収スペクトルが250nm近辺に存在しており、紫外線が照射されると、皮膚等の細胞中のDNAを構成する分子は励起されます。DNA配列の混乱、複製の中断、ギャップの生成、複製のミスを発生させます。 これは、がん等の突然変異を引き起こします。 紫外線による突然変異は、 バクテリアにおいて簡単に観察されることができます。これは、地球環境問題でオゾンホールやオゾン層の破壊が懸念される理由の1つであります。紫外線照射に対する防御として、人間の体は茶色の色素のメラニンを分泌し、 日焼けすることにより、紫外線の平均レベル(人種により異なる)を下げようとします。この色素は紫外線の侵入を阻害し、より深い部分の皮膚組織へのダメージを減らします。◆目への影響強度の強いUVBは目に対して危険で、紫外眼炎(電気性眼炎)や、白内障、翼状片と瞼裂斑形成になる可能性があります。今回は参考になりましたか?次回は「紫外線の対策予防」を書きますね!「紫外線のお話♪その4」をお楽しみに(^^)v